リュウグウから帰還途中の「はやぶさ2プロジェクト」と、宇宙科学研究所・相模原キャンパス

博物館

う今日はたからゆきのたからです❗リュウグウから地球に向けて帰還途中の[はやぶさ2プロジェクト] と、プロジェクトを推進してきた宇宙科学研究所について解説していきますね。

目  次

「はやぶさ2プロジェクト] とは?

概要

はやぶさ2」は2014年12月3日「はやぶさ」の後継機として種子島宇宙センターから打ち上げられ、太陽の周りを公転 。

そして1年後の2015年12月3日、地球スイングバイで軌道修正し、2018年6月27日に小惑星リュウグウリュウグウに到着しました。

それからおよそ1年半に渡り、惑星の物質を探索。

惑星の表面物質を積んで、2019年11月13日午前10時05分にリュウグウを出発し、2020年末に地球に帰還する予定です。

はやぶさ2

最高速度: 41,760 km/h
打上げ日: 2014年12月3日 午後1:22 JST
費用: 164億円 (2010年)
製造: 日本電気
質量: 600 kg
打上げ機: H-IIAロケット26号機

ミッション

はやぶさ2のミッションは、一言で言えば小惑星リュウグウのサンプルリターン。

2010年6月13日に小惑星イトカワイトカワから地球へ帰還し、サンプル搭載カプセルをオーストラリアの砂漠へ落下させ、自らは燃え尽きた「はやぶさ」。映画にもなりましたね。感動しました!

そのミッションは?と言えば、未来に渡ってサンプルリターンをスムーズに行える施策を試すという事もあるものの(別添注1参照)、最終的なミッションはやはりサンプルリターン。

すなわち 小惑星表面の物質を採取し、地球に持ち帰る事だったんですね。

今回、その後継機の「はやぶさ2」は、「イトカワ」よりも更に原始的要素が深い小惑星「リュウグウ」でのサンプルリターン。

国際協力により、ドイツ・フランスの着陸機(MASCOT)と日本のローバー(MINERVA‐II)を搭載した「はやぶさ2」。

また、新しく開発された衝突装置では人工的にクレーターを作る事が出来るので、これにより惑星内部からのサンプル採取を可能にしています。

最終的には、2020年年末に地球に帰還。サンプルが入ったカプセルを再びオーストラリアの大地に落下させミッション終了となります。

開発の目的と役割

注1

・工学技術実証 将来の本格的なサンプルリターン探査に必須で鍵となる技術を実証)

・サンプルリターン技術の確立

・4つの重要技術の実証

(イオンエンジンを主推進機関として用い、惑星間を航行すること/光学情報を用いた自律的な航法と誘導で、接近・着陸すること/微小重力下の天体表面の標本を採取すること)

 

JAXSAホームページより

「宇宙科学研究所] とは?

成り立ち

神奈川県相模原市中央区の緑の多い環境の中に、JAXA 宇宙科学研究が在ります。

元々、このあたりは旧日本軍の基地だったそうで、戦後米軍に徴収。 キャンプ淵野辺 (米軍通信基地)として昭和40年代まで当たり前のように米兵とその家族が住んでいたんですね。

風になびくアメリカの国旗

風になびくアメリカの国旗

 

そんな米軍基地キャンプ淵野辺も1974年返還され、その跡地が、学校、公園と変貌を遂げる中、1989年4月、当宇宙科学研究所も東京大学のある駒場からこの跡地にキャンパスを移動。

話は前後しますが、宇宙科学研究所の前身は東京大学宇宙航空研究所で、1981年に文部省宇宙科学研究(ISAS)に改組。その後相模原への移動を経て、。2001年中央省庁再編により文部科学省が発足し、現在の文部科学省宇宙科学研究所になっています。

位置づけ

日本の宇宙開発は、1954年、日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれ、また、小惑星「イトカワ」のネーミング元でもある 糸川英夫東京大学生産技術研究所内AVSA(Avionics and Supersonic Aerodynamics:航空及び超音速空気力学)研究班を組織したのが始まり。

翌1955年には後にペンシルロケットと呼ばれた30cmほどのロケットの水平発射実験を行う等、地道な実験と開発の中で次第に多様化し、人工衛星を打ち上げる技術力を持つようになると、国も宇宙開発事業団(NASDA)といった独自の機関を設置。

それから 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が設置されるまでの間、 糸川英夫達、大学の研究班から始まった宇宙科学研究所(ISAS)と、国の機関である宇宙開発事業団という二つの機関が、平行して独自のロット開発を行ってきたんですね。

現在宇宙科学研究所はJAXAの下宇宙科学の研究の傍ら「はやぶさ」「はやぶさ2」等の宇宙開発にも勿論携わり、多大な研究成果を挙げています。

宇宙科学研究所
ISAS logo.png
正式名称宇宙科学研究所
略称ISAS(アイサス)
組織形態大学共同利用機関
所在地日本の旗 日本
〒252-5210
神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1
活動領域宇宙探査
設立年月日1981年
前身東京大学宇宙航空研究所
上位組織宇宙航空研究開発機構
保有施設内之浦宇宙空間観測所
相模原キャンパス
臼田宇宙空間観測所
保有装置惑星物質試料受け入れ設備
プロジェクトあかつき
はやぶさ2
ひとみ
発行雑誌ISASニュース
宇宙科学研究所報告
公式サイトhttp://www.isas.jaxa.jp/
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アクセス

最寄り駅は淵野辺駅でJAXAまで徒歩30分。もちろんバスも出ていますよ。

バスの場合は淵野辺駅南口から「淵36」または「淵37」で行けます。

ま と め

私が小学生の頃、前述のキャンプ淵野辺の側に新しい小学校が出来たんですけど、校庭がデコボコで雨が降れば水溜まりだらけ。

サッカーをやればイレギュラーバウンド‼️(まあそれはそれで面白かったんですけど…)。

で、どんないきさつがあったのかは解りませんが、ある日ブルドーザーが2台校庭をならしてるんですね。  アーミー服で……。

あと、その時は学校行事の映画鑑賞をやるだけの施設(体育館とか)がなくて……これもどんないきさつがあったのかは解りませんが、基地内の映画館でディズニー映画を体育館が出来るまで米兵さん達が毎回見せてくれました。

そんな米軍に親近感を持って育った相模原育ちの私ですが、アポロ11号が月面着陸をした際 ( 1969年7月24日1)には、「アメリカは凄いな~」とつくづく思いました。

当時、テレビ中継されたNASAでのカウントダウンに比べ、まだ日本では初の人工衛星「おおすみ」が翌年やっと打ち上げられた程度。

しかも長さ: 100cm、太さ: 48cmという有人飛行のアポロ11号には足元にも及ばない。

翌年の大阪万博に飾られた「月の石」のサンプルリターンはアメリカ館を長蛇の列にさせました。

 

テレビに映るアかポロ11号がとてつもなく大きく感じられ、日米の技術力の差に落胆してから50年。

日本の宇宙開発にも世界を唸らせる技術力によって未知なる小惑星「イトカワ」から素晴らしいサンプルリターンをもたらすことが出来ました❗

あの「月の石」ならぬ「リュウグウ」からのサンプルリターンに今回もまた期待しましょう。


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